2/2 国立民族学博物館
今回は、国立民族学博物館へ行ってきました!
HP : http://www.minpaku.ac.jp/
大阪は茨木の万博記念公園の中に建っています。
入場料は580円。水曜日が定休日。
茨木駅からバスで行きました。日本庭園前からそれなりに歩きました。
基本情報的にはこんな感じですかね。
パンフレットが子ども用があるのがいいですね。
午後イチぐらいに着いたのですが、表に人が全然いないし中も見えないので人の気配が全く感じられないのが印象的でした。
え、やってる…よね?と警備員さんを横目に入りました。
とりあえずはおなかが空いていたのでレストランへ。
Instagram(https://www.instagram.com/restaurant_mnpk/)もやってるみたいですよ。
普段は博物館のレストランではカレーを食べるのですが、民族学博物館ということで民族料理を食べてきました!!
お店に入ると、スパイスのエスニック?な香りが!雰囲気がありますね。
見た目には普通のミュージアムレストランです。
店内はすぐに注文で先払いなので決めてから入ってもいいかもしれない。
私は何も知らずに入ったのでレジでだいぶ迷いました…。
後で気付いたのですが、おすすめを紙で紹介してくれていたのでそれを参考にして選ぶといいかもしれません。
本日は、ミー・サオ・ヨン(左)とタロイモソーダ(右)を頂きました。
ミー・サオ・ヨンは期間限定メニューみたいですよ。
ベトナムの料理で海鮮堅焼きそばでした!ただ食べたことない感じの香りがしました。
これが、エスニック……!
あ、季節的にチョコレートな飲み物のありましたよ。
タロイモってこんな感じの風味かと思いながら飲みました。
アイスが、タロイモ感強めでおいしかったです!
他にも様々な国の料理や飲み物があったので、博物館だけではなくこのレストランにだけ来ても良いくらい かもしれないですね。
ところで「エスニック」って民族的って単語ですよね?「東南アジアっぽい!」的な意味で使ってる気がしますが、これ使い方あっているのでしょうか…。
閑話休題。
2階へ上がると一番最初に目に入るのは、これ!
未来の遺跡という作品がパティオ(中庭という意味だそう)にあります。
博物館も未来から見れば遺跡になる、というイメージから出来ているそうです。
博物館は未来を作り出す装置である、というのは確かに共感出来ます。
博物館スペースに入ると、一番最初はオセアニアゾーン。
写真は、チェチェメニ号です。シングル・アウトリガー式カヌーという形だそうです。
この船は、ミクロネシアのサタワル島から沖縄まで3000㎞以上も6人のみで航海してきたそうです。想像も出来ない壮大な話ですね。
そこから、伝統的航海術の説明などもありました。じっくり読んで理解しようとしてみましたが、正直さっぱりでした。
左の人肉用フォークはなかなか衝撃的ですが、死んだ人の霊を恐れて直接触らないようにだそうですよ。食べるのに手が触るのはダメなんですね…。
右は、いろんなお金です。この裏には有名な石貨も置いてありました。
火山島とサンゴ島では植生が違うため、助け合って生きていたとか宗教観とかいろんなことを学びました。
ニュージーランドやオーストラリアの展示もあります。
先住民についての展示があります。当然迫害の歴史や現在の立ち位置のような説明もありました。
精神性や宗教観は、やはり見てみると面白いですね。
狭い島だと、基本的にすべてが共有財産というところからくるものもあるのでしょうか。民族同士の争いも多かったようで、報復するまで立てとく像(女性とその乳を吸う子ども、男と子どもが縦に重なっている)等もあって衝撃の文化でした。
また、オセアニア周辺は島が多くあんなに離れているのに基本の神話が同じことには驚きました。島ごとの神話もあるんじゃないかと思ったのですが、それだけ交流が深かったということなんでしょうね。船で移動しない私にはそういうつながりはわかりづらいのでしょうか。
そこからアメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・西アジアと地域の展示が続きます。
文化や宗教、作物やキリスト教流入前後での文化の違い等々、本当に幅広く民族について学ぶことが出来ました。
本当に世界中を旅行した気分です。
その後の音楽ゾーンで見つけたもの。いたるところで実際の演奏が映像で聴けたりしてとっても楽しい所でした。
左は、カーヌーンというアラビアの楽器。音階が日本にとっても似てました。
弾き方も形も箏みたいですしね。
右は太鼓らしいです。いい顔してますよね。
この後は、言語について少し展示があった後、企画展示に続きます。
言語は文字や発音についてで、体験型が多く見たり聞いたりするものがあったので楽しかったです。
企画展示は割愛します。
そして、アジアについて分けて解説されています。
もちろんアイヌや日本、沖縄についても。
これらの展示はぜひ自身の目で見てみてください。
というか、閉館まで時間なかったので、写真撮ってる暇なかったです。
代わりと言っては何ですが、雑に撮った展示物です。
・スーパーかわいい民族衣装たち
ちょっとどこだったか思い出せないけど色使いいいなぁ、と思ったやつ。
中国のいろんな民族の衣装
シベリアの方だった気がする。地域差あるのは面白いですよね。
左はモンゴル、右は白熊の毛皮です。
順番は適当です。全く展示順じゃないのであしからず。
・面白道具シリーズ
左は中国のトラ用罠。トラ用て!って思いました。
真ん中はトナカイ橇ですが、上が女性用・下が男性用です。どうして違うのかはよくわかりませんでした。
右はクマ用給餌具だそうです。アイヌってそういえばクマ飼うって話少し聞いたことあったな、と。飼うは違うのかもしれませんけど。
最後に、ところどころにおいてある椅子コレクション。
とてもかわいいです。全部写真は撮らなかったのですが、結構座りました。
展示は以上です。最後は、ビデオが見られるスペースがありました。
かなり心惹かれましたが、そんな時間はなかった。
13時くらいから見始めましたが、結局閉館までいました。さすがに疲れました。
ゆっくりは見てないので、また来たいと思います。
レストランのメニューも網羅したいですし。
博物館を出て、太陽の塔を見てみたかったので見てきました。
4時間ほどパンパンに詰めた頭には丁度良い独立感でした。
雑感
とにかくスマホしかもっていかなかったことが悔やまれます。展示物もちょっとぼけて取れてますし。
あと最近、博物館とか回ってもすぐに感動したこととか忘れてしまうので、本格的に野帳を買ってメモしながら見ようかなと思っています。
おすすめの野帳等あれば。
以上。