国立新美術館
今日は国立新美術館(http://www.nact.jp)に「生誕110年 東山魁夷展」を見に行ってきました!
結構混んでましたが、開館20分前にチケット売り場に並んでいたので入ってからは10分ほどで入場出来ました。
中はそれなりに混んでましたが、科博の1番混んでる時に比べればすかすかといって過言ではないですね。
完全に思い通りとは言えなくてもまぁまぁ自由に見ることが出来ました。
中の展示ですが、そもそも絵画展を見に行くのは初めてなので全てが新鮮でした。
東山魁夷の日展初入選作品『残照』から絶筆『夕星』まで年代順に見ることが出来たので、1人の人間の画風がどんな風に変わっていくのかをよく感じることが出来ました。
人生で何が起こったか、どういう風な依頼等で描いたのかが説明されていたのでとても判り易くとても感じ易かったです。
特に気になったものをふたつ挙げるとしたら、『秋翳』と京洛四季スケッチの『宵山』ですかね。
『秋翳』(http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=2523)は、
紅葉燃える山の情景もさることながら空が、こう何というか寂寞を感じさせるような色遣いでとても綺麗でした。
夕方の赤ではない紫がかった空と紅葉のコントラストが美しく物悲しかったです。
その名の通り、京都の宵山のひと場面の作品だったのですが、近望の提灯の淡い光と遠望の踊り(ちょっと何の踊りかはわからないんですけれど)をする人のピントのずれ具合が最高でした。
祇園祭行ったことはないんですけれど宵山は山鉾でしたっけ?行ってみたいとは思っています。
行ったことはないけれどとても懐かしく暖かくなりました。
後半は青の多い作品で有名なのも多かったですが、前半の赤の多い作品が個人的には好きだなと思いました。
あ もちろん唐招提寺の襖絵は素晴らしかったです!
その襖絵を書くために鑑真和上の気持ちを考えて描いたり厨子の部屋には故郷の絵を描くなどのインタビュー映像も流してあって、
それを見て感動しました。
ただ絵というとどうしても私は見て少し考えるだけになってしまうのでだいたい1時間くらいで出て来てしまいました。
しかし、濃密な1時間でした。
そんな感じですかね。他にも色々感想はありますが今はこのぐらいで。
以上。