めぐりめぐる旅行記

博物館や美術館、旅行へ行ったり写真を撮ったりするブログです。

新春石川県旅行 そのイチ:加賀温泉郷

 

明けましておめでとうございます。

平成最後の年がやってきましたね…。まぁ特に感慨も薄いです。

 

 

今年の初旅行として1/4-6で北陸は石川県へと旅行してまいりました。

去年の夏、福井に初上陸してから一年も開けずしての北陸で御座います。

ちなみに当方こちらも初上陸、且つ北陸新幹線初乗車で御座いました。

北陸新幹線が開通する前の年に散々行きたい行きたいと言って行けていなかったので、非常に楽しみにしていました。

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初日は市内を回ったのですが、それはまた後にして2日目と3日目で加賀温泉郷を巡った感想を書いていきたいと思います。

 

 

加賀温泉郷(http://www.kaga410.com/)と言えば、言わずと知れた北陸の名湯群ですね。

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片山津温泉粟津温泉山代温泉山中温泉の四湯からなる温泉郷です。

片山津温泉以外は、開湯1300年近いかなり古い歴史を持ちます。

 

今回、湯巡りに利用したのは加賀市観光交流機構の「加賀周遊バス CANBAS」です。

ホームページ(http://www.kaga-canbus.jp/)もあって周辺施設を判り易く解説してくれています。加賀周辺の観光施設を(恐らく)網羅しており、四湯の総湯を回ってくれるのでとても便利でした。

私は「加賀温泉郷パスポート」と言う、三施設の無料券が二日間券に200円プラスするだけで付いてくるパスポート(1500円)があったのでこれを利用して総湯巡りをしました。

ただ、私が行った時は、本数が少なかったので多くの観光施設を回るには少し不便かな、とも思いました。が、総湯巡りには充分でしたね!!

今年(2019年)の4月からは本数が増えるらしいのでもっと便利になって使いやすくなると期待しています。

次行くのならば、温泉以外にももっと回りたいところがありますので……。

 

 

では、四湯の紹介です。あ、すべて総湯の情報です。

総湯と言うのは、共同浴場の事です。私は北陸で初めて聞きました。

片山津温泉

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柴山潟のほとりにある明治開湯の温泉です。潟の端に湧いていた温泉を潟を埋め立てることで利用できるようにしたそうです。

総湯の建物自体はガラス張りで温泉もさも見晴らしが良さそうな感じがしますが、中の温泉はそんなことないです。

浮御堂から総湯へ歩く際にマジックミラーの浴場のある宿があったので恐らくそちらの方が景色は良いです。ただ、総湯の上のカフェからの景色は最高です。夕焼け等を見に行くといいと思います。

f:id:winered_sky:20190111160003j:plain(浮御堂)

泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で結構しょっぱいです。

お風呂の水温は、たぶん普通の人には熱めだと思います。私にはちょうどよかったです。

43℃くらいでしょうか?湯あたり?は少し重たかったですがとても滑らかで入りやすかったです。

湯冷めしにくい、と書いてありましたが、出たら雨が降っていたので速攻冷めました。

ただ芯までは冷えなかったような気がします。

 

山代温泉

古総湯

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ここは、明治の総湯を再現したところだそうです。

中は、扉開けたらすぐお湯で脱衣等もお湯から少し離れた棚で行います(判りづらいですね…。)

そして、壁の明り取りがステンドグラスになっていてめちゃくちゃ綺麗でした!

足場も九谷焼のタイルでもうすべてがおしゃれ空間でしたね。

また、上の棟から湯気を逃がすようになっているので浴場内は湿気が少なくて快適でした。

湯船は、浅目で温度が低く、足を延ばして長時間入るには丁度いいような気がしました。まぁ、狭いのでたぶんゆっくり出来ませんが……。

私が入った時は人が一人もいなかったのでのびのび入りました。

泉質は、ナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉で、片山津よりはしょっぱくなかったですね。こちらの方が、体にぺたっとする感じがないのでより滑らかでした。

私はこちらのが好きですね。

 

総湯

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こちらは、総湯です。

泉質は、ナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉と単純温泉の混合泉と書いてありましたが、もうこれはスパ銭の泉質ですね。

スーパー銭湯のお風呂だと思っていただければそれで終わりです。

この隣の売店で売っている温泉卵が絶品です。お土産に買って帰りました。

 

山中温泉

菊の湯(総湯)

ここは、写真を撮り忘れてしまいました…。

こっちもスパ銭ですね。とてつもなく入りやすいです。

泉質は、お馴染み、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉です。片山津から段々と山の方に来てるんですがなんとなく泉質の推移が判るようで面白いですね。

湯船が結構深い上に、たぶん普通の人には熱いです。慣れないと大変かもしれません。

ただ、私には最高でした。我が家に欲しいくらいです。長湯してしまいました。

松尾芭蕉も愛した湯、と言うのも納得です。

この山中温泉は、鶴仙渓の麓にある山の中は言い過ぎでも自然の只中にある温泉です。周りは散策地として最高です。

 

粟津温泉

こちらは、時間の都合上行けませんでした。

と言うか、行けるはずだったんですけど、出初式でバス来ないのを見逃していてバス乗り損ねたので行けませんでした。次は必ず行きます。

泉質が、ナトリウム硫酸塩・塩化物泉らしいので、やはり滑らかで入りやすいのでしょう。入りたいです。

 

 

総評としてですが、加賀温泉郷全体として滑らかで入りやすいですね。

どのお湯も弱アルカリ性なのでお肌には良いと思います。

というより、帰って来てから一週間くらい肌スベスベで髪の毛サラサラでした。

疲労回復するならおススメです!ぜひ行きましょう!

周辺に観光施設や自然も多いのでお湯とお湯の間やバスの待ち時間も飽きません。

また、来たいと思います。

 

一応注意ですが、湯巡りは楽しいですけれど、一日三回以下の入浴、間隔を開けることに注意しないと体を壊すことにも繋がるので気を付けてください。

次回は、普通に金沢旅行です。

以上。